- AYA ISOHATA
【エッセイ05】2018年

年始には、「今年のテーマ」のようなものを設定している。
2017年は「解放」だった。
今まで勉強してきたことなどをアウトプットしていく年にしようと思ったのだ。
実際に、料理教室の回数やレッスンの種類を増やしたりして自分の知識を「解放」していた。
テーマを設定すると、ふとした時に思い出し行動を後押ししてくれるので助かる。
教室を開催していると、「もうちょっと準備してから…」と足踏みすることも少なくない。
そうした時に、今年のテーマは解放だったな、と思い出すだけで
現時点でのチカラでもいいから解放しようと思え、行動に移すことができた。
そして、十分でないと思い込んでいた知識も、
意外と必要十分量あったことに気づけたりもする。
ブログなども、発信=一種の解放だと思い筆不精ながらちまちまと書けた。
子供の頃、お正月の朝は家族が食卓に揃うとまず1人1人が今年の目標や抱負を発表していた。
そんなことに何の意味があるのだ(早くお雑煮が食べたい)。
と、とても面倒くさく、それっぽいことをその場しのぎで適当に言っていた記憶がある。
今は、とりあえずでもいいのでテーマを設定してみている。
途中で変えてもいいし、テーマに沿った暮らしをしなくてもいい。
1月1日にバシッと決めていなくてもいい。
とりあえず。なんとなく。
テーマを設定したとしても、思い出すのは時々である。
でもその時々が丁度良く大切だったりする。
そんなわけで、今年もテーマを設けてみた。
昨年12月後半くらいから、来年はどんなテーマにしようかなぁと考えてはいたものの
どうもしっくりくるテーマを見つけられず泳がしていたら、
2018年が始まって半月が経ってしまっていた。
2018年は、「整える」をテーマにした。
暮らしも身体も、自分が心地よいと思える程度に整えようと思う。
家の中の整理整頓。
収集しまくった資料や書籍の適正処分。
適度な運動、睡眠を心がけた生活。
整えられることがたくさんある。
1年かけて自分自身、身の回りを整えていこう。
…と書いて、顔を上げた先にあるソファーの上には
昨日取り込んだ洗濯物が、もっちゃりと積んである。
タオルが2枚くらい畳んであるのが、昨日の私のやる気のカケラだろう。
2018年、始まったばかりですから。
1年かけて自分自身、身の回りを整えていこう。
大事なことなんで、2回言いました。