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発酵ざんまいツアー@埼玉レポート③長澤酒造
発酵ざんまいツアー@埼玉を開催致しました^^
3軒目は、創業170年以上の老舗酒蔵・長澤酒造さん。

まずは、社長の長澤さんから日本酒づくり講座。

日本酒がどんな原料でどのようにできているかをおしえていただきました。
埼玉県には酒蔵が約30年前は70軒程あったそうですが、現在は半数の35軒。
それでも出荷量は全国5位(!)と、意外にも日本酒県なのです^^
現在では、各社の社員が杜氏になっていることが多いのですが、
昔は、日本酒づくりの時期(冬)になると各地から杜氏が酒蔵へ出向き
酒造りをおこなっていました。
埼玉は、水がキレイだったことや江戸に近かったこともあり移り住む人も多かったようです。
現在の埼玉酒蔵の
1/3が新潟(越後)から、1/3が滋賀(近江商人)から、
1/3が地元埼玉の人から始められたとのこと。
人の流れで日本酒造りの発展を知ることができました。
日本酒造りに欠かせない、お米。
酒造好適米(=酒米)を使って日本酒を造ることが多いですが、
長澤酒造さんでは酒米の他に、一般米(私達が普段食べているお米)を使っての酒造りもされています。

左)一般米 / 右)酒米
右上の山田錦(酒米)は、精米されて粒が丸いのですが、
左下の玄米の状態だと、粒が大きいのが印象的でした。
ちなみに、一般米は、埼玉の銘柄米『彩のかがやき』。
(綾糀の講座でも使用しています♪)
ほんのり甘味があり、さっぱり系のお米です。
長澤酒造さんの酒造りでは、
2割が酒米(主に吟醸、大吟醸用)、
8割が一般米(主に純米、本醸造用)
で使用。
「地元のお米で地元の方へ」という想いがあるそうです^^
日本酒は、ほぼ酒米で作られていると思ったので勉強になりました。

講座を受けたのは、昔、米蔵として使われていた建物でした。
講座の後は、蔵見学。
蔵の中までは入ることができない為、入ってOKなところまで。
長澤さんの朝は、まずお米を蒸すところから始まります。

こちらが、蒸し器。
お湯を沸かすのに1時間、お米を蒸すのに50分かかるそうです。
お米の蒸し具合は、麹を作りやすくするために少し硬めに仕上げるのがポイント。

仕込み中のタンクもちらりと。
蔵のドアを開けると、造り途中の日本酒のいい香りが漂ってきました。
「この匂いで気分が悪くなってしまう方も、たまーにいるんです。」
と長澤さんはおっしゃっていましたが、
参加者の皆さんは「いい香り~」と楽しそうでした。
見学の後は、皆様お待ちかね!日本酒飲み比べ。

左から、
・純米酒(彩のかがやき・辛口系)
・純米吟醸酒(美山錦・甘口系)
・原酒(彩のかがやき)
・甘酒(ノンアルコール)
そして和らぎ水には、仕込み水を。
飲み比べてみると、味の違いがわかりやすいですね^^
ただし、飲み進めていると酔っぱらってよくわからなくなるので
飲み比べは最初が肝心…と個人的に思っています(笑)。
甘酒も「癒される味…!」と大人気でした。
講座で学び、蔵見学で現場を見て、完成品を味わう。と、トータルで色々な体験ができました。
\長澤酒造さん、ありがとうございました♪/

以上、発酵ざんまいツアー@埼玉レポートでした!
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