• AYA ISOHATA

木桶職人復活プロジェクト2017


1月末に1週間ほど小豆島へ泊まり込みで木桶づくりに参加してきました。

2017年、5本の木桶ができました。

今日は、木桶について少々。

お酒やお醤油、お味噌などの発酵醸造食品は、昔は木桶で仕込まれていました。

木桶には、発酵菌が棲みつきやすく、菌が心地よく棲んでくれると

とてもおいしいものができます。

木桶に棲みついた菌が蔵の味になります。

反面、

・手入れが難しい

・維持費がかかる

・修繕が必要になる

・悪い菌が棲むといまいちなものができてしまう

・衛生的でない

という点もあり、だんだんと木桶仕込みは減り

ステンレスタンクなど衛生的で管理やメンテナンスが容易なものに

切り替わってきているのが現状です。

↑こちらの写真の木桶で16石(約3t弱)の大きさです。

大きいな桶ではありますが、

30石や120石などもっともっと大きな木桶は日本にたくさんあります。

木桶は100年くらい経つと

どうしても規模の大きい修繕が必要になります。

想像に難くないと思いますが、

何tもある木桶を修繕できる職人さんは多くありません。

今日本には大桶を扱える職人さんは1人しかいないと言われています。

しかも、その職人さんはあと数年で引退を考えられているのです。

その職人さんが引退したら、その後木桶はどうなるのか。

今は問題なく使えている木桶も、数十年すれば修繕が必要になります。

でも修繕できる人がいない。

となれば、あとは廃棄するしかなくなります。

そうすると、木桶はなくなっていく一方なのです。

もしかしたら100年後には、

全てステンレスタンクで仕込まれる世の中になるかもしれない。

決してステンレスタンクが悪いわけではありません。

しかし、日本が昔から繋いできた木桶醸造文化がなくなってしまったら

木桶で仕込まれていたことなど知らない世代ばかりになってしまいます。

日本伝統の本物の調味料がなくなってしまうことになります。

そうした危機感を持った、

小豆島のヤマロク醤油の醤油職人・山本さんと

小豆島の2人の大工さんが6年前に始めたのが

<木桶職人復活プロジェクト>なのです。

この3人の職人さんが直接大桶づくりの修行に行き、

そして4年前に小豆島での木桶づくりが始まりました。

まさに木桶職人復活のプロジェクトです。

私も今年ようやく参加することができました。

職人さんたちの熱い想いとロマンに触れ、

木桶がもっともっと好きになりました。

ただひたすらに、未来へ伝統をつなごうとする姿。

発酵も木桶もロマンがある。

だから大好きです。

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