【訪問】85歳の桶職人さんに会いに。赤道桶樽製造販売店@宮城

July 5, 2017

85歳の桶職人さんに会いに行きました。

 

 

宮城県石巻市にある赤道桶樽製造販売店さんです。

 

 

石巻漁港から程近い場所にあります。

 

 

高速道路を降りて、工場(こうば)へ向かう途中いくつも目にしたもの。

 

それは

 

≪東日本大震災で津波がここまで到達しました≫

 

という、建物についた印です。

 


ビルの高い位置についたそれを見た時、

 

初めて津波の高さを実感しました。

 

 

 

震災半年後に石巻からも近い

 

七ヶ浜町へボランティアに行ったことがあり、

 

その時に津波で破壊された家屋や店舗を

 

見てはいましたが、

 

高さまではわからなかったなぁ…と。

 

 

 

 

そうした所々の爪痕を見て

 

胸がキュゥッとなりつつ桶屋さんへ。

 

 

 

 

 

 


工場の中には

 

修理中のおひつや製作途中の桶がたくさん。

 

 

 

 

 

 

正直台。

 

これで、桶樽の板を削ります。

 

 

 

 

 

 

 

整理整頓されていて

 

効率のいい仕事ができそうな作業スペースです。

 

 

伺う前に連絡を取っていた時、

 

「震災で作業場が流され、現在はプレハブで仕事をしておりますので
工房という立派なものではありませんが、それでも宜しければ」

 

と言われていました。

 

 

 

工場は、海が見えるくらいの位置。

 

 

 

あの震災で…

 

赤道さんの工場も津波で流されてしまいました。

 

 

工場のすぐ隣にご自宅があり、

 

赤道さんは当時、

 

ご自宅の2階に避難していて無事でしたが

 

黒い津波の塊に工場が根こそぎ流されていくのを

 

2階から見えたそうです。

 

 

 

心をこめてつくった桶も。

大事な道具も。

全部。

 

 

悲しかっただろうなぁ。

 

怖かっただろうなぁ。

 

 

 

 

ツライ出来事だったのは間違いないので

 

どこまで聞いていいのか…

 

と思っていましたが、

 

赤道さんは丁寧に話してくださり、

 

そして、今まで撮っていた桶樽作品の写真を持って来てくださいました。

 

 

 

その写真も、津波にのまれ

 

泥まみれになったのを奇跡的に発見し

 

1枚1枚丁寧に洗って乾燥させたものでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

流された道具はなくなってしまったけれど、

 

廃業される桶屋さんから

 

運よく譲り受けることができたのだそうです。

 

 

 

前に比べたら道具の種類は少ないけれど、やっていけてる。と。

 

 

 

震災当時で79歳。

 

 

当時は仕事を辞めることも考えたそうですが、

 

全国にいるお客さんからの、「続けてほしい」という声がたくさんあり

 

また再開することにしたとおっしゃっていました。

 

 

 

「年だからあまり無理をしないようにやっていくよ。」

 

 

とおっしゃる赤道さんの笑顔はとても温かく

 

赤道さんに続けてほしいと言ってしまうのも納得してしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

赤道さんです(^^)

 

私も赤道さんの結い物が欲しいなぁ…。

 

と思うので、何を注文しようか悩み中です。

 

 

***

 

仙台には、有名な夏まつり『仙台すずめ踊り』というものがあるそうです。

 

その時に使われる、桶太鼓の胴の部分も赤道さんが作られています。

 

 

 

 

ご自宅にその1つが飾られていました(^^)

 

 

仙台すずめ踊りHP内の下の方に動画があり

 

その中で太鼓が使われている様子が見られますよ。

 

仙台すずめ踊りHP

☞http://www.suzume-odori.com/

 

 

すずめ踊りも見に行ってみたいなぁ。

 

 

 

 

孫の様にかわいがってくださった赤道さん、ありがとうございました✨

 

 

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